静昆 ホーム 会の紹介 会誌 ちゃっきりむし 掲示板 リンク

<会長挨拶>    会長  諏訪 哲夫

 昨年4月、前会長の北條篤史氏が逝去されましたが、その後任として私がお引き受けすることとなりました。当会の創立者でもあり初代代表の高橋真弓さんや広い人脈のあった故北條篤史さんには遠く及びませんし、重い責任を感じますが、これまでの伝統を守りつつ、微力ではありますが会の運営をしてゆきたいと思いますのでご協力のほどよろしくお願いいたします。
 私事ではありますが、1942年生まれ、1952年ころからチョウに興味をもち、多くの先輩にご指導をいただくとともに、友人の協力・助言のもと郷土のチョウ相の解明と海外のチョウの調査も続けております。また、2001年からは事務局として高橋真弓さんから引き継いでお手伝いさせていただいております。
 当同好会は、1953年に創立され今年で63年になります。この間、富士山の草原性チョウ類や南アルプスの昆虫類などをはじめとする郷土の昆虫相の調査を精力的に行ってきました。1955年に県下で突発的に大発生したクロコノマチョウ、富士山のウスバシロチョウや県全域におけるムラサキツバメ・サツマシジミなどの分布拡大の調査のほか、近年衰退が著しい在来種の調査も力を入れて行っています。
 同好会活動の中心である会誌「駿河の昆虫」の発行は253まで継続的に発行し、海外昆虫調査報告書「ゴシュケビッチ」も4までを発行することができました。また、これまで一般県民を対象とした観察会や展示会なども行ってまいりました。
 このような永年の地道な同好会の活動が公に認められてこのたび第29回地域文化活動賞(静岡県文化財団主催)を受賞いたしました。このことはひとえに会員皆様の普段の活躍の賜物と思っております。
 近年、昆虫がめっきり減っております。地方の同好会の活動としましては昆虫の生息状況やその推移を継続的に的確に把握することが重要であります。幸いなことに本年3月26日には自然系博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」がオープンします。公の機関や県民などとも連携して調査研究を進め、静岡昆虫同好会の活動がより発展し、ひいては自然史解明の一助となるなど地域社会に貢献していくことを願っております。
                                 2016年2月