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<2019年の活動実績>

 新年会  

『2019年1月12日(土)、静岡市伝馬町のマイホテル竜宮において恒例の新年会が開かれ、県外から3名を含む28名の会員が参加されました。いつも通り虫談義に花を咲かせ楽しいひとときを過ごしました。終了後も二次会で盛り上がったようです。新年会に先立つ幹事会は12名で行われ、総会に報告・発表する事案が審議されました。総会は2月3日(日)ふじのくに地球環境史ミュージアムで開かれますのでご出席下さい。なお、長年お世話になったマイホテル竜宮での新年会は今年1月末で閉店になるため会場を「ザ・ガーデンシティオ(2020年1月11日予定)に変更します。」


諏訪会長の挨拶


 総 会  

2019年2月3日(日)ふじのくに地球環境史ミュージアムで23名の会員の出席のもと、総会が開かれました。概要は以下のとおりです。総会終了後、静岡駅前の居酒屋で懇親会が開かれました。

議題1 2018年度事業報告
 ・「駿河の昆虫」261〜264号の発行。計104ページ。
 ・「ちゃっきりむし」195 〜198号の発行。

・会合(参加人数):幹事会(1月13日、13名)、新年会(1月13日、32名)、総会(2月4日、20名)、談話会(9月2日、23名)の実施。


・調査・観察会(参加人数):高山市民の森昆虫観察会(5月20日、約30名)、ヒメヒカゲマーキングと保全活動会(6月9日、15名)、昆虫合宿 朝霧ロッジ(8月18・19日、10名、アカボシゴマダラ分布拡大調査(9月15日、10名)、アサギマダラマーキング会(10月21日、30名)。


・その他:ホームページの維持、標本資料整理事業に協力、静昆創立65周年記念「静岡県昆虫集録」の編集・発行作業、会則と投稿規定の改正


・会員数257名(2019年1月1日現在)
2018年逝去会員 [土屋忠男氏(1月)、原 聖樹氏(2月)、伊藤 実氏(7月)]


議題2 2018年度収支決算 (略)


議題3 2019年度事業計画


・「駿河の昆虫」 265号:3月中旬発行予定(編集:鈴木英文)。266号:5月中旬発行予定(編集:平井剛夫)。267号:9月中旬発行予定(編集:白井和伸)、268号:12月上旬発行予定(編集:池谷正)。「ちゃっきりむし」199〜202号(編集:清邦彦)。原稿は事務局宛てにお送りいただくかE-mail(pu-suruga(@)shizukon.sakura.ne.jp)宛に投稿して下さい。

○行事予定

・会合:幹事会、新年会、総会、談話会

・調査・観察会:枯山ギフチョウ観察会(4月)、「高山・市民の森」昆虫観察会(5月)、ヒメヒカゲマーキングと保全活動(6月)、夏合宿-朝霧高原(猪之頭)(日本鱗翅学会東海支部と共催)(8月)、アカボシゴマダラ分布拡大調査(9月)、アサギマダラ マーキング会(菊川市友田、10月)

・ホームページの維持

・NPO自然博ネット標本資料整理事業に協力。

・「ゴシュケビッチNo.5」の編集・発行、駿河の昆虫 No.241〜260保存版作成


議題4 2019年度収支予算 (略)



議題5 役員改選の件



自己紹介と近況報告の後話題提供がありました


 話題提供 次の3件のお話しがありました。

@「南硫黄島の昆虫・土壌動物」     岸本年郎

A「2018年、静岡県中部におけるクロマダラソテツシジミ その発生」                 鈴木英文

B「ソテツの植栽に伴うコゲチャサビカミキリの分布拡散」              小堀 健

 ギフチョウ観察会

2019年3月30日(土)、浜松市北区の枯山でギフチョウ観察会が行われ、5名の会員が参加しました。曇り空で気温も低く、観察は無理かと思われましたが遊歩道を一周、あきらめて山を下りようとしたとき薄日が差し、1頭のオスが樹上から舞い降りるように姿を見せ、スミレの花で吸蜜し、やがて飛び去りました。なんとか観察できたという観察会でした。(報告 清)








 高山市民の森昆虫観察会

 2019年5月12日(日)、静岡市西部の「高山・市民の森」での昆虫観察会は好天に恵まれ18人と犬2頭の参加がありました。ツツジの花にはオナガアゲハやカラスアゲハが集まりミヤマカラスアゲハも見られました。高山山頂の草地にはツマグロヒョウモンが飛び、林道ではカラスアゲハの羽化を、高山の池ではクロスジギンヤンマの産卵を観察。今年もカモシカが姿を見せました。(報告 清邦彦)


昆虫観察会


 ヒメヒカゲのマーキングと保全活動観察会

2019年6月8日、今年もまた浜松市北区(旧三ヶ日町)の雨生湿地でヒメヒカゲの生息状況調査と保全活動を行いました。前日の雨で実施が心配されましたが、昆虫同好会、県自然保護課、森林事務所など、合わせて22人もが参加しました。
 まずはヒメヒカゲにマーキングしながらの個体数調査。発生時期は昨年よりも若干遅れ気味、個体数は気温が低めで一時空が暗くなったことを考慮すれば昨年とほぼ同じと考えられました。
 その後植生調査を行い、昼食後は湿地に侵入するツルヨシやネザサの刈り取りを行いました。


調査前の打ち合わせ


植生調査


マーキングされたヒメヒカゲ

 朝霧高原で昆虫合宿が行われました

 2019年度の昆虫合宿が8月17日(土)〜18日(日)、富士宮市井猪之頭の朝霧ロッジにて、日本鱗翅学会東海支部合同例会として行われ、8名の会員が参加しました。いつものように夕食を堪能した後は一つの部屋で夜遅くまで昆虫の話などで盛り上がりました。両日とも天候に恵まれ、参加者たちはそれぞれ富士山中腹の森林や山麓の草原などで昆虫調査を行いました。


集合写真


 談話会

2019年9月8日(日)、ふじのくに地球環境史ミュージアムで談話会を行いました。台風15号接近のためか参加者は13名と少なく、例年行っていた居酒屋での二次会は中止、談話会も例年より早めに切り上げました。
 まず会からのお知らせとして、アサギマダラの観察会が10月の27日に変更になったこと、2020年度の新年会は行わず、2月23日(日)の総会の日に交流会として『ザ・ガーデンシティオ』で行うことが伝えられました。詳しくは9月下旬発行予定の「ちゃっきりむし」でお知らせします。
 出席者の自己紹介と近況報告のあと、次の話題提供がありました。
  諏訪哲夫:レッドブックの改定について
  高橋真弓:ロシアアルタイの蝶と自然
  福井順治:静岡県のテントウムシの現状






 アサギマダラマーキング会 

2019年10月27日、菊川市友田の「ちょっちょの道の駅」のフジバカマ畑でアサギマダラ観察会が行われ、約20名の参加者がありました。あいにくの曇り空で気温も低く飛来したアサギマダラは2〜3頭にとどまりましたが、数日前から確保しておいた成虫を加えて十数頭にマーキング、放蝶することができました。どこかで再捕獲されることを望みます。


アサギマダラ移動調査の説明

アサギマダラへのマーキング