静昆 ホーム 会の紹介 会誌 ちゃっきりむし 掲示板 リンク

<2020年の活動実績>


 総 会・交流会  

2020年2月23日、ふじのくに地球環境史ミュージアムで総会が行われ、東京、名古屋、三重などを含めて30名の会員が出席しました。総会に続いて一人3分ずつの近況報告、情報交換、話題提供として鈴木英文氏による「ラオス10年間のチョウ類調査の結果」のお話がありました。その後、送迎バスで静岡市街地のザ・ガーデンシティオに会場を移しての「交流会」には25名が参加、昆虫その他の話題で交流を深めました。

議題1 2019年度事業報告
 ・「駿河の昆虫」265〜268号の発行。計100ページ。
 ・「ちゃっきりむし」199 〜202号の発行。

・会合(参加人数):幹事会(1月12日、14名)、新年会(1月12日、28名)、総会(2月3日、23名)、談話会(9月8日、15名)の実施。


・調査・観察会(参加人数):枯山ギフチョウ観察会(NPO自然博ネットと共催)(3月30日、5名)、高山市民の森昆虫観察会(5月12日、約18名)、ヒメヒカゲマーキングと保全活動会(6月8日、22名)、昆虫合宿 朝霧ロッジ(8月17・18日、8名、アカボシゴマダラ分布拡大調査(9月8日、13名)、アサギマダラマーキング会(10月27日、26名)。


・その他:ホームページの維持、標本資料整理事業に協力、ゴシュケビッチNo.5の発行、駿河の昆虫 No.241〜260保存版作成(2部)


・会員数245名(2020年1月1日現在)
2019年逝去会員 [渡辺博信(1月)、江間修司(12月)]


議題2 2019年度収支決算 (略)


議題3 2020年度事業計画


・「駿河の昆虫」 269号:3月中旬発行予定(編集:鈴木英文)。270号:5月中旬発行予定(編集:平井剛夫)。271号:9月中旬発行予定(編集:白井和伸)、272号:12月上旬発行予定(編集:小堀健)。「ちゃっきりむし」203〜206号(編集:清邦彦)。原稿は事務局宛てにお送りいただくかE-mail(pu-suruga(@)shizukon.sakura.ne.jp)宛に投稿して下さい。

○行事予定

・会合:幹事会、新年会、総会、談話会

・調査・観察会:「高山・市民の森」昆虫観察会(5月)、ヒメヒカゲマーキングと保全活動(6月)、アカボシゴマダラ分布拡大調査(家山〜川根本町、9月)、アサギマダラ マーキング会(菊川市友田、10月)

・ホームページの維持

・NPO自然博ネット標本資料整理事業に協力。

・昆虫写真展示(平井剛・清・鈴木英)


議題4 2020年度収支予算 (略)



議題5 役員改選の件
     幹事・杉本 武氏が辞任され、新幹事に小堀 健氏が就任されました。


自己紹介と近況報告の後話題提供がありました


 話題提供

鈴木英文「ラオス10年間のチョウ類調査の結果」


総会

交流会


 高山市民の森昆虫観察会(雨天中止 2020年5月10日)



 ヒメヒカゲのマーキングと保全活動観察会

 6月13日、浜松市北区(旧三ヶ日町)の雨生湿地で実施しました。すでに梅雨入りしており、予報では雨、昼頃から雨脚が強まるというので、実施が危ぶまれましたが、幸いなことに活動中ほとんど雨が降りませんでした。会員7人と同伴の保護者、県自然保護課職員2人に加え天竜森林管理局から5人が参加しました。会員の内2人は新人です。
 9時半に三ヶ日協働センター駐車場に集合、挨拶もそこそこにして、雨が降る前に現地へ行くことにしました。
 現地では雲が垂れこめていましたが、雨はやんでおり、10時頃から1時間ほどで11♂13♀にマーキングできました。例年は湿地と尾根と二手に分かれてマーキングをするのですが、今回は天候を考慮して湿地だけでマーキングを実施しました。
 あいにくの天候なので活発に飛ぶ個体はいませんが、気温が高かったので、歩くと人の気配で飛び立ち、確認することができました。
 並行して植生調査も実施しました。20m四方×四区画の調査範囲を設定し、各区画の中に2m四方の小区画を4ヶ所設け、植生被覆率や生えている植物を記録し変化を観察しています。植生等に昨年とは目立った変化はありませんでした。
 11時過ぎに現地で記念撮影をし、雨が降り出さないうちに解散しました。



集合写真


 談話会(新型コロナのため中止 2020年9月8日)


 アカボシゴマダラ分布拡大調査会

2020年9月12日、外来種アカボシゴマダラの分布拡大を調べる調査会が行われました。天気予報や朝の状況が今一つだったためか島田市の大井川鉄道家山駅前に集まったのは例年より少ない5人。まずは野守の池を一周、池畔のジュズダマからクロコノマチョウの幼虫を確認、池にはチョウトンボ、ギンヤンマ、ウチワヤンマの一種などのトンボ類が見られました。その後大井川をさかのぼり、昨年と同じように鵜山森林公園、川根本町の智者山公園、青部、地名を調査、ツマグロヒョウモンやツマグロキチョウなどは見られましたが目的のアカボシゴマダラは見つかりません../../../Downloads/Shukusen/ShukuSen.exeでした。最後に家山に戻り天王山でやっとオスと思われる個体1頭を確認したにとどまりました。


 アサギマダラマーキング会 

2020年10月25日、菊川市友田でアサギマダラマーキング会が行われました。好天に恵まれ25人が参加しましたが以前と比べてフジバカマが少なくなったこともあり、訪れたアサギマダラは1頭のオスだけで、こちらは撮影用となりました。マーキングの方は前もって用意しておいたアサギマダラ十数頭を用いて行い、共通記号の「キク川」と個人記号などを記入して放しました。


アサギマダラ移動調査の説明

アサギマダラへのマーキング